音楽家たるもの、再生装置にもこだわるべき。
なんてルールもないので、わたしは今までイヤホンもプレーヤーも、「音質なんぞ知らん!鳴ればよい!1番安いのください!!!!」というスタンスでした。
だって生の音には、何だって敵わないでしょ?
しかしながら、母方の祖父が残したクラシックレコードを発見し、今までレコードなんて触ったこともなかったのに事態は一変。
「ブラームスめっちゃすり減ってんな…好きだったのかな…」
なんて、盤の状態で判別できるくらい聴き込んでいた痕跡を見つけて、なんだか胸いっぱい。
しかも、母が買ってきた7000円くらいのプレーヤーなのに、目の前にベルリンフィルおるんちゃうかというくらい、リアルで奥行きのある音…
なにこれ。これは迫力が違うよ…なんで誰も教えてくれなかったのさ…🥺
今は電車でも、ジムでも、むしろ走りながらでも聴けちゃう便利な時代。
でも、静かな場所で、レコードに針を落としてじっくり音を噛みしめる。これを贅沢と言わずしてなんという?
味をしめた親子は、中古レコードやさんで、キースジャレットのケルンコンサート 、そしてスタン・ゲッツとカルロス・ジョビンのボッサのアルバムを買い、感想は上記の通りなので以下略。
おうちにスタン・ゲッツを招集できる!(気軽)
や〜〜これはハマる人の気持ちが良くわかりました。中古レコードやさんで3時間くらいディグれるようになりたい!
村上春樹先輩のようになれるよう、精進して参ります。
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